本当に賢い住宅ローン返済方法は?

住宅ローンの返済方法として、繰上げ返済はせずに最大の35年間借りたほうがよいという意見があります。しかし、この返済方法は、一部の資産運用が得意な人向けです。住宅ローンは金利が1%〜3%程度とかなり低めになっていますが、資産運用をして金利3%以上の利益を得ることは、そう簡単なことでもありません。投資にはお金を失うリスクもあります。
多くの人にとっては、住宅ローンは積極的に繰り上げ返済をして、返済期間を短縮するのが賢い方法です。積極的に繰り上げ返済ができるなら、変動金利を選んでおいてもリスクを減らせます。変動金利にして、もしも将来金利が上昇したとしても、すでに元本がかなり減っているなら、それほどのリスクはありません。将来に金利が上がって負担が増えたとしても、トータルで総返済額を減らすことができれば、変動金利を選んでよかったということになります。しかし、繰上げ返済をするにしても、手持ちのお金として100万円〜200万円くらいは最低でも残しておきましょう。いざというときの資金は必要だからです。

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