いい家の条件「メンテナンス」

三重県で注文住宅を新築で作る場合、事前に考えておきたいのがメンテナンスの問題です。
日本の家は伝統的に非常に長持ちする設計で作られていたため、現在でも「家は一度建てればあとは手をかけなくて良い」と考えている人は今でもいます。
確かに伝統的な日本家屋は耐久性に優れるような工夫があったため、災害などが無ければ百年以上は使えるものでした。
しかし現在の住宅は基本的に西洋的な設計になっているため、そうした考え方はほとんど適用できないと思った方が良いでしょう。
例えば風雨にさらされる外壁・屋根はよく塗装が落ちてしまうなどでいたんでしまうことがありますし、コンクリートに関しても日本の高温多湿な環境だと比較的早く劣化するようになります。
そのため新築物件のコンディションを保つにはメンテナンスを行うことが必要となるのです。
ではメンテナンスについてはどのように考えれば良いのかというと、まず考えるべきとなるのは劣化が目に見えやすい部分です。
これは先ほど触れた外壁・屋根が最も当てはまり、5年ほどするとある程度の劣化が見えてきます。
ただひび割れが生じるまではまだ何とか持ちますから、ひび割れが起きやすくなるとされる築8〜15年くらいの間に一度壁を直す施工をすることを検討するべきでしょう。
次に目に見えづらい劣化、例えば土台の劣化や建物の壁の内側の劣化ですが、これは外壁や屋根ほどすぐに起きるというわけではありません。
ただそれでも10年以上が経過した場合には一度チェックをした方が良いですから、注文住宅を契約する先に「もし今後住宅にトラブルがあった場合に対応してくれるところはないか」というように話をしておくとよいでしょう。
もともと不動産業界というのは大きな商談を時間をかけてまとめる業界ですから、今後のことについても快く相談を受け付けてくれます。
メンテナンスのことを考えずに家を持つと後々になってから困ってしまうこともありますから、新築として建てる段階から考えるようにしてください。

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